「急がば回れ」では遅すぎる。最短最速でゴールを目指すエッセンシャル思考の3つの技術

おしごとお疲れ様です！
仮面リーマンです。

いつも注意散漫で、仕事をしようとパソコンの前に座ってもすぐにYouTubeを開いてしまう…。
勉強をしようと思ったら、机の掃除を始め、部屋の片付けまで始めてしまう…。
誰でもそんな経験があるはずです。
どうして目の前の作業に集中できないのでしょうか？
今回は、「エッセンシャル思考」の３つの技術をご紹介します！

エッセンシャル思考って？
エッセンシャル思考の基礎
3つの技術
まとめ

エッセンシャル思考って？

エッセンシャル思考は「最小の時間で最大の成果を発揮する」為の技術です。

人の処理能力やポテンシャルはその瞬間にいきなり増えたりすることはありません。
時間もすべての人に等しく有限です。
でも仕事などやらなければいけないことは沢山あります。

エッセンシャル思考を身に着ければ、このような状況でも、本当に必要なことだけにエネルギーを集中してアウトプットを増やすことができます。

エッセンシャル思考の基礎

まずはエッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方を押さえましょう。
これらの考え方は「99％の無駄を捨て1%に集中する」為の基礎となります。

選択する

１つ目は、自分自身が何に対して時間やエネルギーを使うのかを「選択する」ということです。
他人に決めてもらったり運任せにするのではなく、自分自身で選択するのです。

非エッセンシャル思考	エッセンシャル思考
やならくては	これをやろう
選ぶ余地がない	自分で選び取る

『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン（著）、高橋璃子（訳）

99%はノイズ

2つ目は、私たちがやらなければならないと感じていることの99％は本当は無価値で重要でないこと、つまり「ノイズ」であることを理解しましょう。

非エッセンシャル思考	エッセンシャル思考
大多数のものごとが重要だと考える	大多数のものごとが不要だと考える
どの選択肢も平等に扱う	決定的に重要なことだけをとる

『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン（著）、高橋璃子（訳）

トレードオフ

3つ目は、トレードオフを意識することです。トレードオフとは一方を達成するために一方を犠牲にする考え方のことです。エッセンシャル思考では、本当に重要な一つのことに集中するために他の全てをやめる、つまり選択し集中することを意識しなければなりません。

非エッセンシャル思考	エッセンシャル思考
両方できるさ	何を取り、何を捨てるか？
どうすれば全部できる？	何に全力を注ぐ？

『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン（著）、高橋璃子（訳）

3つの技術

基礎的な考え方を理解したら次は具体的な技術のうち、代表的なものを見ていきます。

１．見極める技術

多数の瑣末なことの中から少数の重要なことを見分けるための技術です。
エッセンシャル思考では、何かに手を出す前にまず幅広い選択肢を慎重に検討します。
そして、本当に重要な一つを見極め、選ぶのです。

考える為のスペースを作る

見極めるためには思考が必要です。
そのためのスペースすなわち時間や場所を確保しなければなりません。
集中せざるを得ない環境に自分を置き、思考するのがポイントです。
例えば、勉強は図書館に行く、朝1時間早起きして読書をする、やるべきことを考えるなどです。

情報の本質をつかみ取る

日々の膨大な情報の中から、本当に必要な情報をフィルタリングしましょう。
声の大きい人の話だけを聞いたり全てを聞こうとすると、ノイズに惑わされ本質を掴めません。
ジャーナリスト的な目線で情報をフィルタリングするのがポイントです。
日記を毎日つけることで日々の記憶力が鍛えられ、数か月まとめて見返すことで大きな流れを俯瞰することができ、ジャーナリストの目線を鍛えることができます。

最も厳しい基準で決める

選択肢を並べたら最も厳しい基準で一つを選びます。
「90点ルール」を取り入れ、90点という厳しい基準を満たさない瑣末な選択肢は容赦なく切り捨てることがポイントです。

２．捨てる技術

多数の瑣末なことを容赦なく切り捨てる為の技術です。
捨てるべきものを判断することで、自分の優先事項を明確にすることができます。

最終目標を明確にする

最終目標は可能な限り明確にし、不必要な選択肢は排除しましょう。
目標に曖昧さがあると不必要な議論や意志決定が必要となり、余計な手間がかかります。

断固として上手に断る

周りに流されて安請け合いしてはいけません。
本質の目標に関係ないことに対してはキッパリと「ノー」を突き付けましょう。
直接的に「ノー」という表現を使わなくても、表現を磨けばやんわりと断れるようになります。

過去の損失を切り捨てる

人間は、サンクコスト（埋没費用）バイアスにより、途中でやめることが難しい性質があります。
勉強や投資、予算の使い方など目標達成できないことが明らかであっても、既に費やした時間やお金を諦めることはなかなかできないのです。しかし、惰性で続けたりすることは全くの無駄です。
ゼロベースで考えて適切に損失切りをしていくことを意識しましょう。